中小企業が経営コンサルタントを選ぶときの基準
経営コンサルタントは資格がなくても名乗れる職業です。そのため、能力や経験にばらつきがあります。中小企業の経営者がコンサルタントを選ぶ際に、何を基準にすればよいか。自分自身がコンサルタントとして、正直に書きます。
担当者が変わらないかを確認する
大手コンサルティング会社に依頼した場合、最初の提案は経験豊富なシニアコンサルタントが行い、実際の作業は若手スタッフが担当するという構造になっていることがあります。中小企業の経営者にとって、担当者との信頼関係は仕事の質に直結します。契約前に「誰が担当するか」を明確にしておくことが重要です。
自社の業種・規模に近い経験があるか
コンサルタントの経験が、大企業向けのプロジェクトに偏っている場合、中小企業の現実に合わない提案が出てくることがあります。従業員10名の会社に、100名規模の会社向けの組織設計を持ち込んでも機能しません。
過去にどのような会社を支援してきたか、その会社の規模や業種を具体的に聞いてみることを勧めます。答えが曖昧な場合は、経験が浅いか、守秘義務を理由にした回避の可能性があります。後者であれば、「業種と規模だけ教えてください」と聞けば答えられるはずです。
契約前に確認すべき三つの質問
コンサルタントと初回面談をする際に、必ず聞いておきたい質問があります。一つ目は「担当者は誰で、変わることはあるか」。二つ目は「同時に何社を担当しているか」。三つ目は「成果が出なかった場合、どう対応するか」。この三つへの答え方で、そのコンサルタントの誠実さと現実感覚がある程度分かります。
- 担当者は誰か、途中で変わるか
- 同時に何社を担当しているか
- 成果が出なかった場合の対応
- 契約期間と解約条件
- 秘密保持契約(NDA)を結べるか
コンサルタントを選ぶ最終的な基準は、「この人と一緒に考えたいか」という感覚だと思っています。初回相談を無料で提供しているのは、そのための時間を作りたいからです。